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実は日本のお盆の起源は仏教ではなく神道にあった?

投稿日:2017年5月20日 更新日:

盆踊り 写真AC

夏休みの真ん中といえば「お盆祭り」がありますね。

私はずっと8月15日前後がお盆だと思っていたのですが、地域によっては7月15日に行う地域もあるようです。なぜ日付が2つあるのか?そもそもお盆って何をお祀りしているのか?

「旧暦と新暦があるから」や「死者の霊をお祀りしているんでしょ」とか聞こえてきそうですね(笑)私もそう思っていたのですが、本当に正しいのか気になり、今回色々と調べてみることにしました。

正しいか不安になったキッカケは、インドでは死者をガンジス川に流しますが、日本も川が多いはずなのに「なぜ墓に埋葬するのか?」という事です。わざわざ岩を削り、運び、名前を掘り、大金をかけて墓を用意しているのは一体どうしてなのか?

そう思うと、私の知っているお盆の知識は、ごく一部だったり誤っているのではないかと思ったのです。

この記事では、お盆の由来について、私が調べた内容や結論を紹介していきます。

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お盆の行事の日程や意味は?

本来のお盆は7月です。お盆の日程はこのような感じです。

 1日 釜葢朔日
 7日 棚幡(七夕)
13日 迎え火
15日 盆祭り(盆踊りなど)
16日 送り火

『参考記事』お盆 – Wikipedia

釜蓋朔日

1日の釜蓋朔日(かまぶたついたち)は、地獄の釜の蓋が開く日です。ということで、一般的にはこの1日から「お盆」ということになります。この日を境に墓参りなどをして、ご先祖様の霊を家にお迎えし始めます。

地域によっては、山や川から里への道の草刈りをすることもあります。これは故人が山や川に居るという文化に則り、その彼岸から家までの道を通りやすくするためです。

棚幡

7日の棚幡(たなばた)は、織姫と彦星が出会うあの「七夕」でもあります。七夕は本来は七夕(しちせき)の節句のことなのですが、同じ時期に星が接近する「織姫と彦星の伝説」や、お盆のお祀りの準備などが合わさって、字を「七夕」読みを「たなばた」と認知されるようになりました。

お盆の棚幡は、故人をお迎えするための精霊棚(しょうりょうだな)とその棚に安置するための幡(ばん)を用意する日です。精霊棚は盆棚とも言われます。一般的には、台の上にござを敷いたものに、仏壇から取り出した位牌、香炉、燭台、花立などを飾ります。

迎え火

13日の迎え火は、故人の霊を迎えるためにたく火のことです。地域によっては、提灯を灯すところもあります。どちらも祖先の霊を迎え入れるための目印です。

盆祭り

15日はお盆にとって重要な日でもあります。理由については2章の「お盆の起源」にて後述します。旧暦では月の満ち欠けに合わせて月日が決められていました。そのため、7月15日付近は丁度満月になるのです。満月で晴れてさえいれば夜間も月明かりで明るくなるので、夜通し踊ることができました。

送り火

16日の送り火は、お盆に帰ってきていた故人の魂を再びあの世へと送り出す儀式です。ものによってはお祭りと同時に行われるため15日に行われることもあります。仏教ではお盆の期間は1日から24日とされていて、故人を送る期間は24日まであります。この期間には墓参りなど行いお墓を掃除しておくのが良いです。

地域によっては山や川に故人が帰っていくため、京都の五山送り火や嵐山灯籠流しのように形式が複数あります。

お盆が何故8月になったのか?

お盆が8月に行われるのは以下の理由によるためです。
・旧暦を新暦に対応させると8月になるため
・7月中句は忙しい農作物の収穫時期と重なるため

旧暦の7月15日は、新暦の8月20日前後(前後2週間くらいずつ)ということで、1ヶ月ずらして、8月15日付近をお盆としているところや、農作物の収穫が終わり落ち着く時期ということで、同様に8月にお盆をするところが日本では多いです。

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反対に、元々の7月15日にお盆祭りをする場合には、お盆の起源であるインドの古くからの言い伝えが関係しているようです。

お盆の起源や由来とは?

お盆の起源はインドにあります。インドから伝わった仏教は、お釈迦様の有り難い教えを伝えるためのものです。お盆は、仏教の中の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」のことを略して呼んだもので、サンスクリット後の「ウラバンナ」という「逆さま」のような意味があります。

盂蘭盆会の中には親孝行の大切さについての話があり、その中には、とある僧侶が祖先の霊を地獄から救うために、7月15日に多くの人に食べ物を施し、その結果、その祖先の霊は極楽浄土に行くことができた。という内容が書かれているようです。

それから、7月15日は祖先の霊に感謝を示す大切な日として現在も受け継がれてきました。

調べていた中で面白い記事を見つけたので、リンクと記事の一部を紹介しておきます。
『参考記事』お盆の墓参りや歴史と由来(迎え火・送り火・お供え物の意味)

お釈迦様の弟子の中で、神通力一番とされている目連尊者が、ある時、神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。そこで、どうしたら母親を救えるのか、お釈迦様に相談しにいきました。するとお釈迦様は、「お前が多くの人に施しをすれば母親は救われる」と言われました。そこで、目連尊者はお釈迦様の教えにしたがい、夏の修行期間のあける7月15日に多くの僧たちに飲食物をささげて供養したのです。すると、その功徳によって母親は、極楽往生がとげられました。

『参考記事』お盆の墓参りや歴史と由来(迎え火・送り火・お供え物の意味)より引用

ちなみに、インドでのお盆は紀元前400年から、日本で初めてお盆が行われたのは紀元606年と文献に記されているようです。

実は日本のお盆の由来は神道にあった?!

日本には紀元200年頃の弥生時代から「卑弥呼」が邪馬台国の女王となったように、神様をお祀りする巫女が存在しています。仏教が伝来する以前から、日本では神道が信仰されていたようです。

神道では、土地の力が強い場所や、高位の方のお墓などに、祠を建てて神様としてお祀りします。そして、一般の方が亡くなった場合には、守護霊として家を守るといわれています。このため、守護霊を信じている家系は死者を同じ場所に埋めて、岩などを置いて墓のようにしました。

インドでは亡くなった方は基本的にガンジス川に流します。そのため、仏教を日本で広めるために、墓地というものをお寺に取り入れました。

仏教では亡くなった方は仏様になるといわれていますが、日本では仏様も神道の守護霊と同じように、生きている人々を護ると考えられています。さらに、仏教では「人生を幸せに生きるための仏様の教え」を学ぶことができるので、多くの人々に受け入れられたのでしょう。

もともと神道には、春と秋に作物の豊作を願うお祀りがあります。今では「春分の日」や「秋分の日」と呼ばれていますが、本来は天皇様のご先祖をお祀りする「皇霊祭」というものです。

この秋分の日は、作物の豊作に感謝を示す「感謝祭」が行われます。神道では祖先の霊は守護霊となって家を守るので、家には神棚があります。豊作の時期には、特に手の込んだ御供えものがあったはずです。

さらに、旧暦のお盆の日程も作物の収穫後なので神道の感謝祭とかなり近いです。そして、お盆の本来の食べ物を施す儀式が、感謝祭で皆で食べ物を食べたり神様に御供えしたりするのと似ているので、神仏習合の考えのもと混同され、お盆として定着したのだと思います。

お盆の行事にある「盆踊り」など日本独自のものは、この豊作の感謝祭の神様への舞が元であるのかもしれませんね。

神道とお盆の関係についての面白い記事でしたので、よければこちらも読んでみてくださいませ。
『参考記事』お盆は神道から始まった。:宮司の論文:So-netブログ

まとめ

この記事では、お盆の由来について紹介しました。各章についてこちらにまとめておきます。

【お盆の行事とそれぞれの意味】

 1日 釜葢朔日 お盆の始まり(終わりは24日)
 7日 棚幡   祖先の霊の居場所作り
13日 迎え火  祖先の霊をお迎え
15日 盆祭り  食事を振舞い善行を積む
16日 送り火  祖先の霊を送り出す

【仏教のお盆について】
盂蘭盆会に書かれている「地獄にいる祖先を助けるために、地獄の釜が開いている期間に良いことをする」という行いが、形を変えて現在でも続けられている。

【日本のお盆について】
もともと日本には豊作の感謝祭がありました。神道では祖先の霊は守護霊となって家を守るので、家には神棚があります。豊作の時期には、特に手の込んだ御供えものがあったはずです。お盆に仏壇を開け飾ったり、盆踊りをするのは、インドにはもともと無い習慣です。日本のお盆は、神道の「秋の感謝祭」と仏教の「盂蘭盆会の儀式」が合わさったものでしょう。

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