秋といえば「食欲の秋」「運動の秋」「ダイエットの秋」と人によって太ったり痩せたり差が開く時期ですよね。
夏前には腹筋を割ろうとしてトレーニングに励む方も多いのですが、その反動で秋になると食欲の秋に目覚めてしまう人も少なくありません。
ダイエットの秋や運動の秋というと、ランニングやウォーキングを思い浮かべる方が多いのですが、これらの有酸素運動だけでは筋肉まで減ってしまうため、帰って太りやすくなってしまうことがあります。
そこで筋トレが大切なのですが、実は秋から筋トレを習慣にすることで、冬のコンディションや、来年のダイエットに素晴らしい効果が現れます。
この記事では、秋に筋トレを始める素晴らしさについて紹介していきます。
秋はダイエットに最適なのか?
「ダイエットの秋」と呼ばれるくらい秋にもダイエット人口は多いです。
秋は夏前ほどではありませんが、新しく何かを始める方の多い春と同じくらいの時期です。
これは、秋から冬にかけて美味しいものが天然物でも商品でも数多く出てくるので、ついつい食べ過ぎてしまい、増えた脂肪や体重を見て、慌ててダイエットを始めるという方が多いです。
特別に秋はダイエットの効果が出やすい、というワケではありません。
むしろ、秋には冬の寒さを乗り越えるための栄養を蓄える期間なので、人間の体は太りやすい時期といえます。
夏に多くの方が求める「割れた腹筋」は、秋にはあっという間になくなりやすいものでもあります。割れた腹筋は、大きな筋肉によって作られている印象が強いですが、実際には脂肪が少なくなったことで元々ある腹筋が浮き出てきて見やすくなったものです。
つまり、脂肪が付いてくれば腹筋の割れ目は消えてしまいます。
秋には、栄養を蓄えたい体と、栄養を多く含んだ旬の食材の相乗効果で、あっという間に脂肪がつき、腹筋の脂肪が隠れてしまうワケです。
秋のダイエットにおすすめの方法は?
季節柄どうしても太りやすく、着るものも長袖になり、ついつい油断してしまう秋。
そんな秋には、無理に脂肪を落とそうとしても、かえってストレスを溜め込みやすく、ストレス性の過食症などになり、余計に太ってしまうだけではなく、体調まで崩してしまうこともあります。
食事を制限すると人生として勿体無いし、有酸素運動のし過ぎは筋肉の分解を招き痩せにくい体になってしまう原因にもなります。かといって運動もしないでお腹いっぱい食事をしていると、脂肪だけが蓄積していって今います。
実は、秋に最適なダイエットは、筋トレをして基礎代謝を上げることなのです。適度な脂肪の下に、しっかりと筋肉を付けていくことが大切です。
筋肉が付いてくることで、基礎代謝量が増えるので、食べ物を食べても脂肪になる量が減りますし、体温が高くなるため、病気にかかりにくくなるし、冬の寒さを快適に過ごせるようになります。さらに有酸素運動と異なり、筋トレをして筋肉が付けば付くほど、太りにくく痩せやすい体になっていきます。
筋肉の量が増えた状態で春に運動をすれば、脂肪も落ちやすいため体を綺麗に絞るのにも効率が良いです。
何より、走ったり運動するダイエットや食事制限ばかりのダイエットでは、胸もお尻も痩せ
細りぺったんこの子供みたいな体つきになってしまいます。
日本人独特の体型と思っている方も多いのですが、しっかりと理論に基づいたトレーニングを行なっている方は、日本人だろうとグラマラスで素敵な体を手に入れています。
特に多い筋トレの誤解は「筋トレをするとゴツくなりそう」というものです。確かにゴツくなるフォームもあります。こういう方の特徴は、筋トレを力任せに行うものと勘違いしていることです。筋トレは、鍛えるべき筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。
短期間で効果を出す際には、体の中で比較的大きな太ももや背中、胸などの筋肉群を鍛えるのですが、長期間のトレーニングでは、この3種類を中心に、他にも様々な筋肉を鍛えていくことが重要です。
特にスリムなのに代謝が高い方は、体幹や内腿といった、体の内側の筋肉が強い方が多いです。代表的な筋肉がしっかりと鍛えられて基礎代謝や体温が上がった感覚があれば、体幹などの内側の筋肉と、大きな3種類の筋肉のトレーニング時間が同じくらいになるようにしていくと良いでしょう。
寒い季節には運動ではなく筋トレでダイエット
寒い季節になってくると、小学生の頃から習ってきた持久走のように、有酸素運動をすると効果が高いように思いますよね。これが誤解です。
確かに、寒い時期にはハイペースで走って体が熱くなっても、空気が冷たいおかげでほどよく体が冷やされて、比較的走りやすいです。しかし、この熱量は体内に蓄えた栄養素や脂肪だけではなく、筋肉を分解代謝して生み出されることもあります。
つまり、冬は冷たい空気のおかげで走りやすくなる反面、体温維持や長時間の有酸素運動により、筋肉が減りやすい時期でもあります。
体内のグリコーゲンなどが消費された後に、休憩などで体が冷えた後、再び体を動かすために必要な熱量をどうやって生み出すか?この時が最も筋肉が分解されてしまいやすいタイミングです。
体が冷えてしまう環境が筋肉にとっての大敵です。そこでオススメなのが、トレーニングジムです。
いざトレーニングジムに入会するにしても、いきなり適当に決めてしまうと失敗しやすいものです。しかし、秋のうちから体験などで施設やロッカールーム、普段使う曜日や時間帯に変な客がいないかどうか、少し見ておくだけでも失敗しにくくなることでしょう。
まとめ
秋は筋トレを始めるのに最高の時期です。
筋トレの習慣ができると、冬にはコンディションが良い状態を維持しやすくなり、春や夏には筋肉の基礎代謝のおかげで、体を絞るのも比較的楽になります。
是非、秋は脂肪だけではなく筋肉もつけるようにしましょう!