空気が冷えてくるに伴って多くなってくる悩みといえば乾燥肌ですね。
乾燥肌の悩みは圧倒的に女性に多いです。男性にも肌が乾燥する方がいますが、おそらくモテるために色々と頑張っている年代以外は、悩んでいる方がかなり少なくなる印象です。
多くの方が悩む乾燥肌について、この記事では、原因や解決法を紹介するとともに、おすすめの対処法についていくつか紹介していきます。
1章:乾燥肌の原因は食べ物や肌のケアにあった!?
2章:乾燥肌の保湿の方法、化粧水とクリームの違いとは?
3章:部屋の乾燥対策は濡れタオルがおすすめな理由
乾燥肌の原因は食べ物や肌のケアにあった!?
乾燥肌には2つの種類があります。1つは乾燥肌でありながら肌に皮脂が多い、乾燥肌でありながら脂性肌でもあるものです。もう1つは、乾燥が進み油分も少ないためにパリパリになっている肌です。
一般的に後者は誰が見ても乾燥肌なのですが、前者の皮脂が多い場合には、自身の乾燥肌に気が付かずに皮膚の悪化が進み、気がつけば重度の乾燥肌になっていたりもします。
栄養摂取や肌ケアの違いからどちらの乾燥肌になるかが分かれるのですが、どちらも基本的なところは皮膚細胞のための栄養をきちんと摂ることなのですが、脂質や肌ケアについては気をつける必要があります。
乾燥肌と脂性肌の混合肌
皮脂が多くなっている乾燥肌の場合には、原因は「肌ケアのし過ぎ」と「脂質の摂り過ぎ」です。
あぶらとり紙や角質落としなどの肌ケアのやり過ぎで、皮膚の状態を良好に保つための皮脂さえも落としきってしまうと、失われた皮脂を補うために、体はどんどん皮脂を分泌するようになります。
油分に悩んでいるため、安易に脂質の摂取を制限する人が多くいますが、改善するために大切なことは、肌の負担になるような肌ケアを止めることです。
脂性肌と混合になっている乾燥肌については、こちらの過去記事で詳しく紹介しています。よければご覧下さいませ。
『過去記事』乾燥肌なのに油っぽい脂性肌との混合肌とは!?ケア方法は?
皮膚がバリバリになる乾燥肌
皮膚がパリパリに乾燥したり突っ張ってしまう場合には、原因は「脂質が枯渇している」ことです。
食事でたんぱく質だけではなくて良質な油を摂るようにしましょう。マーガリンやショートニングといった油はトランス脂肪酸を含んでいるため分解しにくいです。
さらに、肉類の中でも陸上の動物よりも水中の魚の方が、脂が溶ける温度が低いため、体温で溶けやすく吸収代謝しやすいです。
皮膚が突っ張ったりパリパリになっている乾燥肌については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
『過去記事』肉を食べないのは乾燥肌の原因だった!?おすすめの食材は?
乾燥肌の保湿の方法、化粧水とクリームの違いとは?
食事や過度な肌ケアを改善しても肌が良くなるまでには、短くても1ヶ月ほどかかってしまいます。これは過去記事でも紹介ていますが、正常な方でも肌のターンオーバーには28日間ほどかかるためです。
最低でも約4週間、さらに過度の栄養不足だったり、生活の中で洗い物や水仕事があれば、それだけ皮膚の再生には時間がかかります。
この時期の肌を守るために効果的なものが「保湿」です。
保湿にも保湿液やオイルを塗ったり、空気自体を保湿したり色々ありますが、この章では体に塗るタイプの保湿について基本的なことだけを書いていこうと思います。
保湿剤の種類を大きく分けると4つあります。
・クリーム
・ローション
・ミルク
・水(化粧水)
下に行くほど水分量が多くなっていき、皮膚上での伸びが良く塗りやすいのが特徴です。
しかし、水分は蒸発するときに熱を奪うだけではなく、体の水分も一緒に失われてしまいます。このため、水分の割合が多くなればなるほど肌への負担も大きくなります。
肌が正常な時は化粧水だけで十分に保湿できるけれど、皮脂が少なくなり肌のバリアが弱っているならばクリームの方が効果的です。
肌バリアが機能していなければ化粧水で水分を補給しても、すぐにまた乾燥してしまいます。
お風呂上がりなどに水分を止めるためには、クリームを塗るだけで十分です。
寝起きや日中に保湿をするのならば、まず化粧水やボディミルクを塗って水分を補ってから、クリームを塗って水分を逃がさないようにすると良いでしょう。
部屋の乾燥対策は濡れタオルがおすすめな理由
いくら肌の保湿を頑張っても、空気がカラカラに乾燥していると、どうしても肌が乾燥してしまいます。
空気自体を保湿することも大切です。
ちなみに、肌に適した湿度は40〜60%です。冬でも日本の湿度は40%ほどなのですが、風が吹きさらしのところや、水源や植物の少ない都会、山から吹き下ろす乾いた風の地域では10%代になってしまうこともあるようです。
このような場合には、うまく空気を保湿して室内だけでも快適にしたいですね。
加湿といえば加湿器ですが、時々開いて掃除をしなくてはいけないため、面倒臭買ったりもします。
そんな方にオススメなのが、室内に濡れタオルを干す方法です。
やり方は簡単で、バスタオルで使ったタオルを部屋の中に干すだけでOKです。翌日に洗濯物と一緒に洗うだけなので、機会を分解して掃除をしなくても大丈夫です。
空気が動かないところでは、タオルの水分が空気中に放出されにくいため、部屋の端ではなくて中央や通路に設置するのがコツです。
まとめ
乾燥肌には適切な栄養を摂ることが最も重要です。
それでも肌が改善するまでに1ヶ月近くかかります。その期間の肌を守るために有効な方法が「保湿」です。
保湿剤は水分が多いほど塗りやすいのですが、保湿効果が低いです。現状に適したものを使うように心がけましょう。
・クリーム 水分少ない 効果高い
・ローション
・ミルク
・水(化粧水) 水分多い 効果低い
体の保湿だけではなくて、部屋の保湿も乾燥肌の治療に効果的です。加湿器や濡れタオルを使って40〜60%の湿度にすると良いでしょう。