空気が乾燥している時期に口臭が気になったことはありませんか?
他にも、長時間喋りっぱなしだったり、忙しくて飲み物を飲むことができなくて喉がカラカラに乾いたりした時に、自分の息が臭くなっていると感じたことはないですか?
ただ、同じように口が乾燥しても臭くなりやすい人とそうでもない人がいます。
この記事では、乾燥で口臭が気になりやすい理由と、口臭の原因についていくつか紹介していきます。
1章:空気が乾燥していると口臭が臭い理由
2章:鼻の乾燥で口臭が悪化する!?
3章:喉の奥が臭いのは臭い玉(膿栓)が原因?!
空気が乾燥していると口臭が臭い理由
「空気が乾燥していると口臭が臭くなることってあります?」
若い方にはあまりピンとこないかもしれませんが、30代くらいになってくると少しずつ自覚症状を感じる方が増えてくるのか、冬前によく相談された内容です。
40代を超えてくると、この自覚症状を持つ方が増えてくるのか、お互いに情報交換をして「自分だけではないんだ」と安心するのか、内密に相談されることは少なくなる印象です。
ズバリ「空気が乾燥すると口臭が臭くなりやすいです。」
乾燥と口臭
空気が乾燥してくると、喉や口が乾きやすくなります。口の中の唾液が少なくなってくるにつれて、だんだんと口臭が気になってくるはずです。
臭いを防いでくれているのは唾液の水分なのです。
イメージの話になりますが、汗をかいたときには服は臭いませんが、ゆっくり乾いていき生乾きの時間が多くなると、服や洗濯物が臭くなってしまいますよね。
臭いの元となる菌は皮脂汚れなどを餌にするのですが、水分が十分にあればエサが薄まるため増殖しないのです。
しかしながら、服や洗濯物が生乾きになったり、口の中が乾いたりして水分量が少なくなって、栄養の濃度が菌の増えやすい状況になると、臭いの元となる菌が異常に増殖してしまう原因となるのです。
口内の菌の栄養と対策は?
口内の菌の栄養源は食べ物のカスで、主に歯垢と舌垢です。
歯垢については歯磨きをきちんとやったり、歯周ポケットにも食べカスが詰まったままにしないように気をつけましょう。
舌垢が少し面倒でして、舌を歯ブラシで磨いてしまうと舌を傷つけてしまうだけではなくて、傷の隙間な菌が繁殖することもあり、かえって口臭の原因になってしまうこともあります。
舌を綺麗にする場合には、柔らかいタオルを濡らした物などを使って、舌を撫でるように優しく磨くのが効果的です。
鼻の乾燥で口臭が悪化する!?
口の唾液以外にも気をつけたいものがあります。
それは鼻です。人間は口よりも鼻で呼吸をする方が体に負担が少ないです。そして、この鼻はとても優秀で、空気が乾いているときには乾燥を防ぐために2つある穴のを交互に塞ぐようになっています。
冬の空気では、乾燥防止の鼻水が多く出たり、鼻の片方塞がる特徴によって、鼻呼吸がしにくくなります。
これにより、自然と口呼吸になりやすくなるため、口臭が臭くなりやすいのです。
私の経験上、体温の低い人と太っている人の2種類は特に口呼吸になりやすいです。
理由は、体温が低い方は筋肉量が少なくて、体の中に蓄えられている水分量も少ないです。すると、吐く息や汗などで同じ量の水分を失ったときに、体水分の少ない人の方が脱水が深刻なため、口の中が乾きやすくなります。
もう一つの太っている方の場合は、太っていると首などにも脂肪がついてくるため、痩せている方に比べて気道が狭くなっている場合があります。このため、鼻水などが出てくるとすぐに鼻が塞がってしまい、口呼吸になりやすいのです。
仰向けで寝るといびきをかきやすい方は、このタイプに該当しやすいです。
鼻の乾燥対策について
長期間をかけて対策できる場合には、筋トレとダイエットをおすすめしたいところですが、食欲の秋や読書の秋があったりと誘惑の多い時期が重なるため、難しいという方も多いです。
そこでおすすめしたい方法は、室内の加湿です。
加湿器があれば室内の湿度を50パーセントくらいにし、体を冷やし過ぎないように服装を気をつければ良いでしょう。
加湿器がない場合には、濡れタオルを部屋に吊るすと、タオルから適度に水分が蒸発するためおすすめです。
どちらも部屋の端では室内の空気に影響しにくいので、空気が動きやすい部屋の中央付近や通路に置くことが効果的です。
喉の奥が臭いのは臭い玉(膿栓)が原因?!
最後に、喉の奥の方から臭いがくる場合があります。これは臭い玉(膿栓)の影響かもしれません。
膿栓は扁桃線付近のくぼみにできやすく、白血球などの死骸や食べカスなどが塊になったものです。
これも唾液の量が十分ならば、大きな塊になる前に流れていき消化器官で分解されて排出されるのですが、空気が乾燥していると溜まりやすくなってきます。
喉がむず痒くなり咳やくしゃみとともに出てくることもあります。大きさは米粒サイズから大豆サイズまで様々ですが、乾いてきたり潰してしまうと、とてつもない臭いがします。
サイズが大きくなると扁桃腺付近でも露出してしまうので、乾いてしまうと強烈な臭いがするのです。
こちらはwikipediaの「膿栓」についての記事です。よければ参考にして下さいませ。
『参考リンク』https://ja.wikipedia.org/wiki/膿栓
さらに、膿栓の原因と取り方について詳しく紹介されていてとても参考になった記事へのリンクも載せておきますね。
『参考リンク』口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方
提供:12,000人が実践する口臭対策ネット様より
基本的に1章と2章のことに気をつけて、口の乾燥を防ぎ唾液を十分にすれば大丈夫です。さらに、食べカスなども原因の一つなので、食べ過ぎにも気をつけるようにすると良いでしょう。
まとめ
空気の乾燥と口臭の関係について紹介しました。
口が臭くなってしまう一番の要因は、口呼吸となり口内の唾液が乾いて少なくなってしまうからです。保湿や鼻呼吸を心がけましょう。
臭い菌の増殖を防ぐために歯磨きや舌の掃除をしたり、体の水分量を多くするために筋肉を鍛えるのもおすすめです。