ゴシゴシ体を洗って、洗い流すと汚れもスッキリ洗い流せてスベスベの綺麗な肌になりそうですよね。
寒くなってくると風邪の予防に手洗いうがいをしますが、冷たい水だと「あかぎれ」しそうから温かいお湯で手洗いをする方もいそうです。
しかし、これらの良かれと思ってやっていたことが、かえって肌の状態を悪化させているとしたらどうでしょうか?
この記事では、ゴシゴシ洗いやお湯洗いについての注意点を紹介していきます。
1章:体のゴシゴシ洗いは肌荒れの元!?
2章:手洗いにお湯は手荒れする!?
3章:肌荒れの改善には食事やケアの生活習慣が大切
体のゴシゴシ洗いは肌荒れの元!?
石鹸やボディソープでゴシゴシ体を洗う、私が子供の頃はスポンジやタオルを使って泡まみれになっているシーンをテレビCMやアニメでよく見かけたような気がして、ゴシゴシ洗いで綺麗さっぱり洗えるという印象があります。
石鹸の香りはとても印象的なのか、体を洗うものだけではなく、食器洗剤やトイレ洗剤、芳香剤などにも使用されていて、石鹸といえば「汚れを落とす良いもの」というイメージ根強いです。
そのせいか、肌荒れなどの症状のせいで痒いときには、洗い過ぎではなくて、ダニなどのアレルゲン物質が原因と考えられてしまうことが多いです、
良いイメージの石鹸ですが、実は洗剤の効果によって皮膚のバリアにも負担をかけてしまいます。
それなのににもかかわらず「泡たっぷりでダニなど洗い流さなくては」とゴシゴシ洗うと、毎日のように肌を痛めつけるようなことになってしまうのです。
ゴシゴシ洗いをしないために
洗剤を使ってゴシゴシ洗いをしなくても、大抵の汚れは落とすことができます。
10分ほど入浴をしていると、汚れがふやけてくるので、軽く手でゆすぐだけでも落とすことができるのです。
どうしてもゆっくり入浴できないときや、オイルを扱った油汚れを落とす際には、石鹸などによる洗浄も有効ですが、日常の軽い汚れに対して、毎回ゴシゴシ洗剤で洗うのはやり過ぎかもしれません。
手洗いにお湯は手荒れする!?
寒い時期には風邪予防のために手洗いうがいをしますよね。
温かいお湯を使った方が、気持ちいいし、温かさで皮膚がほぐれそうで、あかぎれなどをしなさそうですが、実はお湯で手を洗うことがあかぎれや手荒れの原因になっていることもあります。
皮脂は体内から分泌されている人間の油なのですが、お湯などの高温で溶けるため流れ去ってしまいやすくなります。
溶け出した油がお湯で流されてしまうことで、肌の油のバリアが失くなってしまうため、皮膚細胞から水分が蒸発しやすくなってしまいます。
皮膚は水分を失うと弾力を失い硬くなってしまうため、硬くなった皮膚で手作業などをするうちに皮膚が裂け「あかぎれ」となってしまうのです。
これは、お湯洗いだけではなく乾燥肌が原因のため、意外と気付きにくい問題なので注意が必要です。
肌荒れの改善には食事やケアの生活習慣が大切
肌荒れの原因の一部はここまでにも説明した過度のゴシゴシ洗いやお湯洗いです。
これらの洗い方を止めることで、悪化を食い止めることができますが、荒れてしまった肌を治すためには他にも必要なことがあります。
特に大切なものは、肌を再生するための「栄養をキチンと摂る」ことと、負担の多い洗い方によって弱った肌バリアを補うための「保湿」です。
栄養補給についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
『過去記事』肉を食べないのは乾燥肌の原因だった!?おすすめの食材は?
食べたものが全て肌の栄養になるのではありません。肌の栄養になるのはタンパク質です。
「食べる量は多いのに肌が再生しない」という方は、米や麺などの主食ばかり食べてはいないか?ダイエット中の方は、野菜や低カロリーのものばかりになってはいないか?
この記事を参考に、食事の内容を振り返って頂ければと思います。
保湿については2つ記事を書いています。保湿剤を選ぶのにはこちらの記事を参考にしてくださいませ。
『過去記事』乾燥肌の保湿の方法、化粧水とクリームの選び方とは?
入浴に関する保湿については、こちらの記事を参考にして下さいませ。
『過去記事』乾燥肌の保湿にはオイル!オリーブオイルお風呂の効果とは?!
失った皮脂の代わりになるのが保湿です。
保湿が多過ぎれば油肌のような症状にもなってしまいますし、保湿剤が合わない場合には、痒みや肌への負担になってしまう場合もあるので、不安な方は過去記事を是非読んで下さいませ。
まとめ
ゴシゴシ洗いも、お湯洗いも、肌荒れの原因です。
体をゴシゴシ洗ってしまう方は、10分以上湯船に浸かって汚れをふやかして優しく洗う方法にしましょう。
お湯洗いをしよっちゅう行っている方は、ぬるま湯で手洗いをするだけでも効果的です。
これらは肌荒れの原因なので、すでになってしまった肌荒れを治す場合には、食事からキチンと栄養を摂ることと、肌への負担にならないような肌ケアを心がけるようにしましょう。