運動が大好きな人や、頑張ってダイエットしている人は経験があるかもしれませんが、運動をし過ぎて肌が荒れてしまうことがあります。
特にダイエットで食事制限をしている人は、栄養バランスにも気をつけないと、肌が荒れやすいです。
この肌荒れがひどいときに、肌だけではなくて髪の毛や爪まで荒れてしまうこともあります。
この記事では、肌が荒れると髪や爪までもが荒れてしまう理由について紹介していきます。
1章:肌が荒れると髪も爪もボロボロになる?
2章:ダイエットで肌が乾燥する?!
3章:肌や髪が綺麗になる食べ物
肌が荒れると髪も爪もボロボロになる?
ぷるぷるすべすべの肌
しっとりした髪
硬さとツヤのある爪
どれも形や質感は異なりますが、同じたんぱく質から出来ていることをご存知でしょうか?
肌も髪も爪も「ケラチン」というたんぱく質でできています。
『参考リンク』https://ja.wikipedia.org/wiki/ケラチン
(こちらはウィキペディアのケラチンに関するページです)
同じものから作られているため、ひどい肌荒れが長く続いたりしていると、肌を治すために栄養が使われてしまうため、髪や爪の栄養が足りなくなって、肌も髪も爪も全てが荒れてしまうのです。
ダイエットで肌が乾燥する?!
私が出会ってきた中で、肌荒れだけではなく髪や爪までも荒れてしまう人は2種類だけです。
・過労になるくらい運動が大好きな人
・激しいダイエットをしている人
だいたいは冬場に肌の乾燥を感じるところから始まります。
その症状を気にもとめずに同じ生活を続けていると、翌年の冬くらいに、栄養不足と気候によるダメージが合わさって、髪や爪に異常が現れます。
私自身も経験がありまして、アトピー性皮膚炎で肌が荒れていたときに、爪が変形してしまって「泣きっ面に蜂」という感じでした(泣)
もともと運動が好きなのと、トレーニングの指導する仕事のせいで、明らかに運動のし過ぎだったと反省しています。
運動による肌荒れ
運動は汗をかいて血行も良くなるため、基本的には肌に良いです。
骨や筋肉への適度な刺激は、成長ホルモンなどの分泌を促してくれるため、肌の再生力を高めてくれてつるつるすべすべにしてくれます。
しかしながら運動量が多過ぎると、体内のグリコーゲンや食べものからの栄養が足りなくなります。
その後は、脂肪や筋肉を分解しながらエネルギーを作っていくのですが、筋肉の修復にはたんぱく質が必要となります。
食べものからのたんぱく質は肌や髪などの栄養にもなりますが、それよりも内臓や筋肉の修復に優先的に使用されます。
そのため、運動のし過ぎで筋肉が栄養を欲していれば、肌や髪へは栄養が行きにくくなるので、肌荒れなどが起こるのです。
ダイエットで肌荒れ
先ほども述べたように、運動をし過ぎれば肌荒れになります。
ダイエットには運動と食事が重要ですが、この食事を減らして痩せる場合も肌荒れになりやすいです。
人間の体は食べものからできていると言っても過言ではありません。そのため、食べる量を減らせばもちろん痩せます。
脂肪は糖質と脂質からできているので「〜〜だけダイエット」などの1種類だけしか食べないダイエットでも、痩せることは可能です。
しかし、食べなかったり、食べものに偏りのあるダイエットでは、栄養が不足したり偏ったりするので、筋肉や肌の再生がうまくできないのです。
本来、食べものを制限する方法はカロリーを抑えるだけではなく、必要な栄養素をバランスよく摂ることが重要なのです。
しかし、栄養が偏っていても体重減少はできるため、食事制限は簡略化された体に悪い方法がたくさん紹介されています。
栄養をバランスよく摂ることで自然と食欲は落ち着いてくるため、同じような材料から作られるお菓子などの人工的なものは避け、自然の恵みを彩り豊かに食べると良いでしょう。
肌や髪が綺麗になる食べ物
もしダイエットで、食べものを制限するのならば、栄養価の偏った甘いお菓子を制限すると良いでしょう。
お菓子には糖質と脂質がとても多く、栄養価が偏りやすいだけではなくて、安価な油を使用しているものが多くて消化吸収の機能を低下させてしまいます。
人工的に作られたトランス脂肪酸は、もともと液体だった油を固体化させているため、体に吸収しにくいだけではなく、そのほかの栄養素の吸収を妨げてしまうこともあるのです。
肌の再生にはたんぱく質です。
肉や魚がおすすめです。さらに大豆を発酵させた納豆や味噌なども良いでしょう。ヨーグルトなどの発酵乳製品もおすすめですが、こちらは脂質もやや多いのでダイエット時にはほどほどにしましょう。
糖質や肉類が増えると腸内の悪玉菌が増えやすいため、善玉菌を増やしてくれる食物繊維も合わせて摂ると良いでしょう。
野菜類にはビタミンやミネラルが多く、これらの栄養素はたんぱく質を分解したり利用するために重要なものでもあるため、意識して摂ると良いです。
食べものに気を配れないときにはプロテインもおすすめです。
プロテインはたんぱく質なので、ハードな生活や運動に食事が足りない場合にはプロテインもとり入れて栄養を補うと良いでしょう。
まとめ
肌も髪も爪も「ケラチン」というたんぱく質です。
どれかがひどく荒れれば、全てが栄養不足で荒れていきます。
主な原因は以下のような「栄養不足」です。
・運動のやり過ぎ
・食べものの不足や偏り
肉や魚、野菜を食べるようにすると良いでしょう。